メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)



 内臓脂肪型の肥満に高脂血症や高血圧、高血糖の症状が重なる「メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)」について、成人の有病者は約1300万人と推計されることが8日、厚生労働省の 2004年国民健康・栄養調査で分かった。(記事:共同通信社

 
おまけに「予備軍」も約1400万人で、両方合わせると約2700万人。40-74歳では有病者が約940万人、予備軍が約1020万人になるようです。


わかりやすくいえば、40-74歳に限ると男性では2人に1人、女性では5人に1人が有病者か予備軍となります。


メタボリック症候群の調査は腹囲(へそ周り)が「男性85センチ、女性90センチ」の基準値以上の人で(1)高脂血症(2)高血圧(3)高血糖-の2つ以上に該当する場合は有病者、1つに該当する場合は予備軍と定義したそうです。


今日本は、人類誕生以来最も飽食な時代です。我々の世代では24時間いつでもコンビニで食べ物が手に入り、太らないようにするためには出された料理を敢えて残さなければならないほどの高カロリー食を摂取しています。


我々30代のメタボリック症候群はあまりいませんが、このままいけば私をはじめ、多くの方がメタボリック症候群になってしまうのではないか?はたまた我々の子供の世代ではもっと深刻になるのでは?


皆様、日ごろからの節制が大切です。


今日は院内のメニュー会議でしたが、メタボリック症候群のことは棚に上げ、いかに患者様に贅沢なひと時を過ごしてもらえるメニューを作成するかについて真剣に議論しました。当然新メニューの試食つきです。


産科診療は建前と本音の混在する複雑な職業だと改めて思いました。


今日の一言
 「男性では2人に1人、女性では5人に1人が(メタボリック症候群の)有病者か予備軍となります」