子宮頸癌ワクチン



日記の中で、何度か子宮頸癌に関する発言をしたかと思います。


子宮頸癌の原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)であることは、既に有名な事実です。


この度、日本でもHPVワクチンの臨床試験が開始されたようなので、皆様にも報告しておこうと思います。


簡単に言えば、HPVワクチンを注射すれば、HPVにかからない(感染しない)→子宮頸癌にならないということです。


共同通信社
米系製薬会社の万有製薬(東京)は、このほど米国で世界で初めて発売された子宮頸(けい)がんワクチンの日本での臨床試験を始めたと発表した。2010年ごろにも厚生労働省に承認申請するとみられる。英グラクソ・スミスクラインの日本法人も4月に子宮頸がんワクチンの臨床試験を始めており、開発競争が激化しそうだ。


万有によると、日本では毎年約2400人が子宮頸がんで死亡している。臨床試験では、18-26歳の健康な女性1000人に接種し、予防効果や安全性を確かめる。


親会社の米メルクによる海外の臨床試験では、ヒトパピローマウイルス16、18型と呼ばれるウイルスが関与した子宮頸がんを100%予防したという。


いかがでしょうか?


2010年頃には子宮癌は怖くない病気になるかもしれません。


私の尊敬している同期が、「世界で始めて子宮頸がんワクチンを開発してやろう!」という意気込みで、東京の国立感染症センターに乗り込んで行きましたが、今はどうしているのでしょうか?


私が尊敬している彼(こんちゃん)のことなら、必ず名前を残してくれるに違いありません。


南の海風を浴びていると、最先端の研究知識に接する機会が少ないのがたまにきずです。


さあ、私は自分の選んだ道(地域産婦人科診療)で明日もがんばろー。


今日の一言
 「2010年頃には子宮癌は怖くない病気になるかもしれません」