仕事の流儀-日本屈指の助産師-神谷整子
私がテレビを見る場合はNHK比率が高いです。
そして、日記を書くときは深夜が多いです。
さらに、NHKはどういうわけか再放送が多いのが特徴です。
たまたま日記を書こうと思ったときに、テレビをつけてみると”プロフェッショナル-仕事の流儀”という番組をやっていました。
この番組は、あらゆる仕事のプロフェッショナルをドキュメントするもので、結構楽しめます。
その中で、今回は日本屈指の助産師-神谷整子さんの話(おそらく再放送)でした。
彼女の考えは、”助産師は母親の伴奏者であれ”です。
う〜む、なんとすばらしい言葉でしょう。
私はこの言葉に激しく共感します。
私が産婦人科専門医として目指したものは婦人科腫瘍であり、必ずしもお産の世界にどっぷりつかることは考えてはいませんでした。
ところが、現実はファミール産院の院長として、常にお産に接し、日々母親の喜びや不安に立ち合っています。
私は、かねてから”ファミール産院”という名前よりも”ファミール助産院”の方がいいのではと考えています。
私も助産を行う一人のプロフェッショナルとして”母親の伴奏者であれ”を貫くつもりです。
ところで、助産師さんはお産のプロフェッショナルで、産婦人科専門医は産婦人科診療のプロフェッショナルです。
もちろんお産は産婦人科診療に含まれます。ですから、私は助産師さんでは扱えない通常出産以外で力を発揮すべきだと考えます。
神谷さんの言葉をいいかえると、”産婦人科医師は女性の伴奏者であれ”といったところでしょうか?
なんだか怪しげな格言ですね。
この表現はビミョーなのでやめておきましょう。
今日の一言
「私は、かねてから”ファミール産院”という名前よりも”ファミール助産院”の方がいいのではと考えています」