快適なお産



先日、CLIP(南房総の生活情報誌)から取材がきました。月に2回ほど新聞の折込にはさまっているものです。


さすがだなぁ〜。なんて思っていましたが、よく考えてみると、ベビーマッサージでお世話になっている香り庵さんからの紹介のようです。


題名は、「ファミール産院でできるお産」といった内容でした。ファミール産院でできるお産を一言でいうのは大変難しいですが、私としては、初産、経産にかかわらず、満足感の得られる快適なお産が信条です。なんだか漠然としてしまいますが、私がお産に携わった方々なら多少理解していただけるかと思います。


そもそも出産は人類が誕生して以来行われてきたことで、基本的には自然に経過するものです。さらに現代医学の進歩のおかげでより安全に行われるようになりました。ただし安全と快適を両立させるには大変難しく、これが我々産婦人科医の課題だと思っています。


以前にも書きましたが、私の専門は産婦人科の中でも婦人科腫瘍(婦人科癌)です。残念ながら周産期(お産そのものを専門にする科)ではありません。でもそれはいわゆる学問のことであり、一般診療は全ての産婦人科専門医が行っています。


結局行き着くところは、


「出産は、医師それぞれの考え方(自分の生い立ちや育ってきた環境)が反映されるものではないでしょうか?」


少なくとも私はそう思っています。


いろいろここで書き出すと眠れなくなってしまうので、今日はこの辺で止めときますがおいおい私のお産の考えを披露できればなぁ〜、と考えています。


あっ、僕の専門である子宮癌検診は年一回忘れないでくださいね。


早期発見、早期治療!!!


今日の一言
 「出産は、医師それぞれの考え方(自分の生い立ちや育ってきた環境)が反映されるものではないでしょうか?」