医療と経営



【パソコンの調子が悪かったため、本日、昨日、一昨日をまとめてアップしてあります。
読者の皆様ごめんなさい。サボってたわけじゃありません・・・。】



「お客様は神様です}


私が小学生の頃、コマーシャルやドラマやらで結構流れていた言葉を最近思い出します。


あの当時は、伍平さん(父親)が経営する杉本木工をしまうかどうかの時期だっただけに良く覚えています。


「お客様は神様なんかじゃねぇ、客は俺達の教材なんだ!客の批判が俺達を鍛えるんだ。」


と伍平さんは部下によくはっぱをかけていました。これが彼の信念であり、少なくとも40年これでやってこれました。


母は、「そんなこといったってお客さんは来ないじゃないか。」とよく愚痴をこぼしていました。


結果的には杉本木工は閉店となりましたが、かなり年をとっていた伍平さん(当時60歳くらい)がお客さんを満足させるほどのものを提案できなかったからであり、これでも40年続けてきたわけですから、この考えは真実だと思います。


これを医療に置き換えてみると、「患者様は神様です。」ということになります。


確かに、院長である私はスタッフの生活を支えるためにも経営を勉強しなければなりません。


”皆様の身近で経営的に成功しているような病院”が患者様(お客様)は神様ですといったスタンスで診療している姿をみると、なんだか経営がちらついて泣けてきませんか?


私は、”患者様は神様です”ではなく、”患者様の声は神様です”に訂正して診療すべきだと思っています。


こんな話を入院されている患者様に話したら、


「先生大丈夫よ!先生が医者じゃなくて経営者になってふんぞり返ったら私達(複数の患者様)が正しにいくから。」


と言われてしまい、なんだか複雑な気持ちになりました。


でもなんとなくうれしくもありました。


言い方は悪いかもしれませんが、患者様は私の良き教材なんでしょうね!


お問い合わせフォームのご意見が、私の教材として大変ありがたいものになっています。どしどし提案してくださいね!


今日の一言
 「先生が医者じゃなくて経営者になってふんぞり返ったら私達(複数の患者様)が正しにいくから。」