医療費について



中長期的な医療費抑制の柱となるのが国民医療費の3割を占める生活習慣病の予防。その対策として市町村や健康保険組合など健康保険を運営する保険者に対し、2008年4月から40歳以上の加入者や扶養家族全員の健康診断やその後の保健指導を義務付ける。(共同通信社


最近テレビでもメタボリック症候群(内臓脂肪型の肥満、高脂血症、高血圧、高血糖)についてやっています。このような方は心筋梗塞(こうそく)、脳卒中、がんなどになりやすいのが最近分かってきました。


厚生省も医療費削減、医療費削減とやっきになっており、予防医学に力を入れようとしています。予防医学に力を入れる姿勢は大変いいことですが、医療費削減の名の下に、ぎりぎりで経営している医療の収益である診療報酬をばっさり切ってしまうのはいかがなものかと思います。


例えば、病院での利益率は1%台といわれています。株式を上場している会社は、会社の利益率が5%でも株主から文句をいわれるご時世にもかかわらず、病院は1%の利益率です。そして、4月からは診療報酬改定により、平均3.4%の診療報酬減となりました。


常識的に考えると、このままでは病院経営は成り立たなくなり、リストラなどの縮小を余儀なくされることは明らかです。


予防医学に力を入れて、医療費を抑制することは賛成ですが、診療報酬を削減するくらいなら、十分すぎるくらい潤っている製薬会社の薬剤費を下げてあげたほうが国民のためになると思うのは私だけでしょうか・・・。


なんだか国が医者をいじめているような気がしてなりません。


そんな逆境の中、ファミール産院は笑顔を忘れずがんばっています。


今日の一言
 「十分すぎるくらい潤っている製薬会社の薬剤費を下げてあげたほうが国民のためになると思うのは私だけでしょうか・・・」