ジダンの頭突き



ドイツワールドカップはイタリアの優勝で幕を閉じ、改めて守備の大切さを学びました。


日本を率いたジーコはトルコのクラブチームに引き抜かれ、新たな人生を歩む事になるでしょう。


日本サッカー界を引っ張ってきた中田は引退しました。


ブラジルの怪物ロナウドは、かつての輝きはないものの、ワールドカップの最多得点記録を更新し、後世に名を残しました。


イギリスのベッカムも怪我の為途中交代をしましたが、フリーキックを沈め、全世界の注目を浴びる事ができたので、一応満足したことでしょう。


テニスのウインブルドンのように、なぜ毎年サッカーのワールドカップがないのか疑問でしたが、4年に1度という間隔が選手、監督、チームスタッフの大きな目標となり、国力を競うにはちょうどよい間隔なのかもしれません。


それにしても、今大会のフランスのジダンの活躍には大変すばらしいものがありました。年齢的にもピークを超え、今大会の決勝戦を自分のラストマッチと位置づけ、これだけの成績を残せたので彼も本望でしょう。


もともと気性の荒いシチリア出身のため、イタリアのマテラッツィの挑発にあい頭突きを食らわせ、自分のサッカー人生に終止符をうたせてしまったことは、これまた後世に残る出来事だったと思います。


おまけに今大会の最優秀賞(MVP)受賞ですから皮肉なものです。


サッカーというスポーツには何が一番で、何がえらいのか決まりはありません。ただ、サッカーには世界中を熱狂させる何かがあり、少なくとも私の人間関係はサッカーを通じて得られたものばかりです。


私もサッカーで得られたよい関係を、頭突きで一発退場にならないように、紳士に行動していこうと思う今日この頃です。


今日の一言
 「サッカーには世界中を熱狂させる何かがあり、少なくとも私の人間関係はサッカーを通じて得られたものばかりです」