食事



ファミールでは、月に一度メニュー会議があることは既にお話しました。そこでは、一ヶ月の収支、一食あたりの食材費、患者様の声、今後の新しい企画など様々なことを話し合います。


母親学級で、厨房日記に出ているおかずはどこから仕入れているの?という質問がありました。


すかさずスタッフは、
「ファミールの食事は全て手作りでよ!私達は外来から出産、産後の管理も含め全て手作りの産院を目指しています。」


多少意味のわからないものもありますが(全て手作りの産院?)思わず、スタッフの大変すばらしい返答に感動しました。


入院中くらいは、上げ膳、据え膳のちょっとした贅沢な時間を提供できればいいなあ。これは、当院で働くスタッフみんなの意見です。


妊娠、出産、子育てに関しては、お母さんの人数分だけ違う考えがあります。その考えを忠実に実現させることは不可能です。ただし、医療者がその考えに近づける努力をしなければいけないと思います。


我々のモットーは、出産を介して、よりいっそう家族との絆が深まるような出産です。


各地の助産所で行われている自宅出産は理想ですが、急な出血や、心音低下時などの対応を考えると、私は恐ろしくて手を出せません。


ただし、出産の最中に何も無い限り、できるだけ家族みんなで出産というものを体験し、おいしい食事で食卓を囲むような産院ができればいいなぁ〜と毎月様々な会議を行っています。


今日の一言
 「妊娠、出産、子育てに関しては、お母さんの人数分だけ違う考えがあります」