市立病院、派遣医師確保できず!根室でも出産難に



これは、毎日新聞の記事です。


最近産婦人科業界では、明治維新を超える大変革が起きています。


おまけに、明治維新を支えた憂国の志士が産婦人科業界にいないのがまずいっす!


既に、産婦人科医が激減していることは皆様もご存知かと思います。つい数年前は、小児科医がいないネタで大騒ぎしていました。


その以前より我々産婦人科業界では、「小児はなんだかんだいったって、内科医、外科医、産婦人科医である程度カバーできるじゃん。」「それこそ医者であればその場をしのいで、翌日小児科医に診てもらえばいいじゃん。」っといっていました。


「でも産婦人科の患者様は、産婦人科医でしか診れないじゃん、これってひょっとしてまずくねぇ。」


これが数年前の我々若手産婦人科医の会話でした。


それが今ではこんな感じです。


こんなんでいいんでしょうかね?


私は地方で産婦人科診療に燃えているくちなので、別に愚痴っているわけではなく、読者の皆様に今の現状を良く知ってもらいたいのです。


もしよかったら、下記の内容以外にこのページも見て下さい。


http://blog.livedoor.jp/iryokaisetsu/


記事:毎日新聞社


医師不足根室でも出産難に 市立病院、派遣医師確保できず /北海道


 根室市の市立根室病院(羽根田俊院長)で、これまで北大から派遣を受けていた産婦人科医の確保が9月以降難しくなり、同病院での出産ができなくなる見通しであることが分かった。市内には他に出産を受け持つ医療機関がなく、市民は根室管内別海町釧路市での出産を余儀なくされる。


 市の説明によると、同病院では、北大からの通年派遣医師1人が産婦人科の診療に携わり、昨年度は177人の新生児が生まれた。しかし、今年6月、北大から派遣取りやめの通告があったという。釧路市内の3病院で協議した結果、釧路赤十字病院が9月から週2回医師を派遣し、産科外来などの診療を行うが、分べんに伴う入院や出産はできなくなった。


 こうした状況について藤原弘市長は「誠に残念な結果。少子化対策が叫ばれている時代に、地元で安心して子供が産めないようなことがあってはならないと思う」と話した。


今日の一言
 「最近産婦人科業界では、明治維新を超える大変革が起きています」