安房看護学校


昨日は、安房看護学校の講師をしてきました。


安房看護学校とは、准看護師の資格をもった方が、働きながら3年間で卒業し、看護師の国家試験を受ける権利を得るための施設です。


私は、授業の前に必ずいうことがあります。


「あなたが看護学校に入学する目的はなにか?それは、看護師になることです。」


当たり前のことを言っているだけですが、生徒は働きながらの授業参加ですから、ちゃんと卒業できるできる確立はそれほど高くないのが現状です。


しかも、最終的には国家試験に合格できないと看護師になれないわけですから・・・。


准看護師と看護師では、一般的に定年までに得られる獲得賃金に、約1000万円程度の差が出てしまうといわれています。ですから、何としても卒業させて看護師になってもらいたいのが人情というものです。


ところが、社会人として働きだすと様々な誘惑が待っています。


「今更苦しい思いをしてまで勉強してられるか!」というのが、看護学校生の本音ではないでしょうか?


脱落者がでないように、目の前にいる学生さんに明確な目的を持たせ、しっかりとした動機づけをしてあげることが私の仕事だと思って、忙しい中講師をしています。


そうです、どんな世界でも動機付けが最も大切です。


今日の一言
 「学生さんに明確な目的を持たせ、しっかりとした動機づけをしてあげることが私の仕事」