さあ、やせましょう


最近CMなどで、「メタボリックシンドローム」が注目されています。


メタボリックシンドローム動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病を起こしやすく、国を挙げて対策を立てようとやっきになっています。実はそこには製薬会社などの思惑も入ってはいるのですが・・・


メタボリックシンドロームの診断で重要なのは、内臓脂肪の量を反映するお腹回りです。


日本動脈硬化学会が発表したメタボリックシンドロームの診断基準によると、お腹回りが男性では85cm以上、女性では90cm以上を内臓肥満とし、これに加えて高血圧、高脂質、高血糖のうち2つ以上がある状態を「メタボリックシンドローム」としています。


この診断基準にあてはまる人は、厚生労働省の調べでは20歳以上の男性で23%、女性で9%おり、メタボリックシンドローム予備軍(ウエスト周囲径に加えて3項目の基準値を1つでも満たす人)を含めると、40歳以上の男性では2人に1人、同女性では5人に1人もいます。


一応私は予備軍には入っていません。


メタボリックシンドロームで皮下脂肪よりもお腹回りを重視しているのは、腹囲は内臓脂肪の蓄積を最もよく反映しているからだといいます。


腹囲の1cm減少は、約1kgの内臓脂肪の減少に相当します。内臓脂肪を1kg減らすためには、食事の改善によるエネルギー摂取量の減少と運動によるエネルギー消費量の増加を合わせて7000kcalが必要になります。


もし、1カ月かけて腹囲を1cm減らそうとすれば、1日当たりのカロリーは約230kcal減らす必要があるわけです。


具体的には、お茶碗1杯(約150g)のごはんは約250kcalあります。運動では体重60kgの人が早歩き(ウオーキング)を15分間行うと約63kcal消費しますので、1日にごはんを半杯分減らし、早歩きを30分間すれば、合わせて約250kcalになりますのでこれで十分です。


まあ、これができないから困っているんですけどね!


この時期忘年会やら何やらで、さらにお腹周りが増えてしまいそうな今日この頃です。


今日の一言
 「内臓脂肪を1kg減らすためには7000kcalが必要になります」