貴重な存在


先日の朝日新聞で興味深い記事がありました。


産婦人科医希望2割減 研修必修化以降、特に男性が敬遠”


 全国的に産婦人科医不足が問題となる中、2年間の臨床研修を終え、今年度日本産科婦人科学会に入った医師は、これまでより2割以上減ったことが16日わかった。学会のまとめでは、例年350人前後の医師が入会して産婦人科で働いていたが、今年度は285人になっていた。特に男性医師の落ち込みが激しいという。
 臨床研修が04年度から必修化され、研修医は2年間各科を回った後、専門科を選ぶ制度になった。学会が02〜04年度に国家試験に合格した医師の学会入会者数を調べたところ、02年度346人、03年度366人だったのに対し、研修1期生
の04年度(今年度入会)は285人に減少した。うち男性医師は、02、03年度
は130人台だったが、04年度は82人しかいなかった。
 こうした状況が続くと、お産を担う医師が、さらに不足するため、学会は、医師勧誘のDVDをつくるほか、他の診療科に比べて高い訴訟リスクを低くするために診療ガイドラインを整備する。学会理事の吉川裕之・筑波大教授は「出産に、男子医学生の立ち会いを拒否するケースも増えており、希望者が減っているのだろう。女性医師を活用した働き方を検討しなければならない」と話している。


ちなみに、この記事に出てくる吉川裕之教授は、私がお世話になった医局の教授です。当時から女医が産婦人科診療を続けることの大変さについて語っておられました。


実際、産婦人科診療は昼夜の別なく出産があり、常に危険と隣り合わせなため、本気で産婦人科診療を行うには女性にはきついと思います。私は第一線で産婦人科診療し続けている、日本女性らしい女医さんを見たことがありません。


日本女性の定義が曖昧なので女性批判につながりかねませんが、それだけハードな仕事なのは事実で、産婦人科医療を志すなら人間らしい生活はあきらめた方がいいというのが現状です。


この記事を読んで、男性産婦人科専門医である私って貴重な存在なんだな〜あ。とあらためて思いました。きっと株の世界では、”ファミール産院院長”は値上がり確実な割安株なのでしょう。


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