花粉症


2月に入ってから、外来では花粉症の妊婦さんがちらほら出てきました。


実は、関東地方では2月10日前後と予測されていたスギ花粉の飛散開始が、1月31日から東京都内の3カ所で確認されたようです。都では昭和60年(1985年)から花粉の観測を行っていますが、1月中のスギ花粉飛散開始日は観測史上初めてとのことです。この現象は、1月末の急激な気温上昇などにより飛散したと考えられます。


飛散開始日は、「1カ所の観測地点でスライドグラスの1平方センチメートル内に1個以上のスギ花粉が確認された日が原則として2日以上続いた最初の日」としており、1月31日と2月1日に2日連続してスギ花粉を捕集したため、飛散開始日と認められたようです。


ちまたでは、今シーズンは例年より花粉の量は少ないと予測されていますが、花粉症専門医は「仮に花粉の量が10分の1になっても症状の方は2分の1にしか軽減しない」と指摘しており、十分な花粉症対策は必要です。


妊娠中や、授乳中の方は花粉症の薬に対して心配かと思います。ファミールでは、胎児や母乳に影響がほとんどない漢方薬を中心に花粉症対策をしていますので、お気軽に尋ねてみてください。


花粉量が少ないうちに治療すれば、症状が軽くてすむともいわれていますので、花粉症の方は早めに受診しましょう。

今日の一言
「ファミールでは、胎児や母乳に影響がほとんどない漢方薬を中心に花粉症対策をしています」