勉強会


昨日は、木更津のかずさアカデミアパークのホテルオオクラで漢方薬の勉強会に行ってきました。


かずさアカデミアパークに行くと、千葉県も無駄な投資をしたなぁ〜と、いつも思います。道も整然としており、まわりの景色も良く、近代的な建物もあり、一見するとつくば研究学園都市を彷彿させる雰囲気です。


ただし、決定的に違うのは、メインとなる教育施設がなく、住民が生活している痕跡がまったくないことです。周辺道路や植木、芝の維持だけに毎年どれだけの費用が使われているのでしょうか?考えると頭が痛くなります。


それはさておき、漢方薬の勉強会です。


漢方薬には西洋薬よりはるかに歴史があり、特に、原因のはっきりしない症状緩和に大変有効だと考えています。事実、ファミール産院では、今まで何を使っても調子が回復しない方が、漢方薬だけで元気になってしまった方を何人も経験しました。


漢方薬は病気に効くというより、その人の体質や体調に効くというのが特徴です。お腹が痛い、熱が出た、不安だ、便秘であるといった、まったく違う症状が、1種類の漢方薬でよくなってしまうことがかなりあります。


それに比べ、西洋薬では腹痛には腸の動きを止める薬、発熱には熱を下げる薬、不安には不安を和らげる薬、便秘には便秘薬と分けて処方します。


これが、漢方薬の不思議なところで、私にとって魅力的なところです。


南房総のあたたかい風にあたっていると、勉強することを忘れがちになってしまいます。それが、私にとって一番怖いことだと常々思っていますので、このような勉強会は大変ありがたいものです。


だけど、勉強会といっても車で1時間圏内でなかなか開催してもらえないのが私の悩みなんだなぁ〜。


これも房総には医者が少ないからなんでしょうね!


今日の一言
 漢方薬は病気に効くというより、その人の体質や体調に効くというのが特徴です」