一筋の光


先日、安房・君津、木更津産婦人科医会に参加するために東京ベイホテル(木更津)まで行って来ました。


以前からいっていますが、ほとんどの産婦人科関係の勉強会は、館山から車で1時間以上かかります。今回は、三宅先生が当直にいらしてくれる日だったので、気兼ねなく木更津にいってきました。


今回のメインは、千葉大学産婦人科教授の生水真紀夫先生を招いての子宮内膜症に関してのお話です。


お話の内容は後日書くとします。生水先生は、私が館山に着てから教授に就任された方で、北陸から千葉県に赴任された方です。千葉県とはほとんど縁がないという点で私と同じ境遇です。


関東の雄である千葉大学産婦人科の歴史の中で、初の外からの血(千葉大学出身者でないという意味で)が入ったわけで、これから千葉大学が活性化することは間違いなしでしょう。


懇親会の席で、生水教授とお話をさせていただきました。
「大学で扱う患者様は、全体の1割にもみたないレアな症例であり、世の中のほとんどは先生のように地道に行っている産婦人科臨床で支えられています。そういう意味でもぜひとも頑張ってください。千葉と館山では距離的には遠いかもしれませんが、先生一人で診療しているのではなく、我々とともにやっていきましょう。」と、大変あたたかい言葉をいただき、私はすっかり生水教授のファンになってしまいました。


今、産婦人科業界が大変ゆれており、産婦人科を志す医師が目立って減っています。大学教授というのは、専門家のトップです。サッカーでいえば、日本代表のような存在です。日本代表の選手に、草サッカーの少年が励まされたようなもので、私は今後の産婦人科に一筋の光がさした気がしました。そして、心の中にあるもやもやしていたものがスッとなくなり、晴れ晴れした気持ちになりました。


さあ、明日もがんばるぞ!


今日の一言
 「私は今後の産婦人科に一筋の光がさした気がしました」