学術講演

昨日は、安房医師会の学術講演で過活動膀胱に関して医師会員の皆様の前でお話をしてきました。


病院勤務医時代にはよく発表していましたが、クリニック勤務になって以来、なにせ3年ぶりのことですから、緊張しないわけはありません。
そんな中で、おかよちゃんはじめ、時間のとれたスタッフが応援に来てくれ大変心強く思いました。


内容は、現在ファミール外来で行っている、排尿に関するトラブルのアンケートをまとめたものです。


過活動膀胱というのは、近年注目されている疾患で、簡単に言うとおしっこがなかなか我慢できないような症状のある方を指します。


アンケートは1ヶ月半で約100件近く集まりました。
その結果とは、全体の15%あまりが排尿に関するトラブルを抱え、その内4/3が医療機関にかかったことがないというものでした。


確かに、女性が排尿トラブルのために医療機関に相談することには抵抗があるかと思いますが、これだけの方が相談にいらっしゃらない現実にビックリしたのが本音です。


産婦人科泌尿器科はなかなかとっつきにくい科であることも事実です。
ただし、ご自分のトラブルを解消することで、快適な人生を送れることがありますので、ぜひとも気兼ねなく相談してくださいね。


今日の一言
 「全体の15%あまりが排尿に関するトラブルを抱え、その内4/3が医療機関にかかったことがない」