敬天愛人(けいてんあいじん)

私の好きな言葉に、”敬天愛人”というものがあり、これは私の尊敬する西郷隆盛の言葉です。
人間は敬天愛人のために生まれてきたというものです。


敬天とは”道は天地自然のものにして、人はそれを行なうものなれば、天を敬するを目的とす”というものであり、要するに、人としてのあるべき生き方は天が決めたことだから、人はそれを行なうのだ。
人は天を認め、天を敬うことから始めるというという世の中の大きな原理原則のことを意味します。


愛人とは”天は人も我も同一に愛したもうゆえ、我を愛する心を持って人を愛すべし”というものです。要するに、天は、自分も何もなく、皆を同一に愛している。だから人も自分を愛する心を持って皆を愛することであるという意味です。


私は宗教家でもなんでもなく、3人の子供を持ち、産婦人科診療所を開設している中年のおじさんです。それでもこの言葉を口にすると心が熱くなります。


今、格差社会が確実に浸透し、所得の高いことが美徳であるような世の中になってしまいました。


私はこの点に関して真っ向から反論したいと思います。


幸せとはなにか?


私の考える幸せとは、人生を一生懸命過ごすことだと思います。そして、たくさんの”ありがとう”をたくさんの人と共有することだと思います。


ファミール産院を開業したことで、今まで経験したことのない体験をしています。時に辛い思いをすることもあります。
そんなときは”ありがとう”という気持ちを持って人に接することで、いつのまにか辛い思いから脱却できるようになりました。


人生は長いようで短いものです。


皆様も辛いときこそ”ありがとう”の気持ちを持って生活してみてはいかがでしょうか?


今日の一言
 「幸せとは、人生を一生懸命過ごすことだと思います」