妊婦さんのインフルエンザワクチン
ここのところ、妊婦さんに「先生インフルエンザワクチンってうっていいんですか?」と外来で聞かれます。
以前妊婦さんのインフルエンザワクチンについて書いたことがありますが、妊娠14週を越えた方であれば、インフルエンザワクチン接種の胎児への影響はまずありません。
そして、運悪くインフルエンザにかかってしまった場合、通常の方であらばタミフルという抗ウイルス薬がよく効きます。
それでは、妊婦さんにタミフルを飲ませたりすることがあるのでしょうか?
答えは、基本的に妊婦さんにタミフルを使用しないです。
今年はただでさえ、タミフルの副作用について騒いでいる時期なので、タミフルを使いたい患者さんが激減するのではないかと思います。
そもそも、インフルエンザはウイルスのため、感染したとしてもなんとか自力で回復します。私が強調したいのは、インフルエンザは昔から存在しているもので、我慢すればかってに治っちゃうものなんです。
ただし、一度インフルエンザにかかるとかなりつらい思いをしますので(特に妊婦さんは)、インフルエンザワクチンの接種をお勧めします。
今日の一言
「一度インフルエンザにかかるとかなりつらい思いをしますので(特に妊婦さんは)、インフルエンザワクチンの接種をお勧めします」