子宮がん検診(細胞診)の勧め

読売新聞の記事を引用してみますが、 市町村の子宮がん検診を初めて受診する人のがん発見率は、再受診者の9倍に上るのに、初回受診者数は全体の1割に低迷していることが、「ちば県民保健予防財団」の解析でわかりました。


調査対象は、千葉県内の市町村による子宮がん集団検診の受診者27万4985人。
子宮がん検診を初めて受診した人と、2回目以降の再受診者に分け、発見率やがんの進行度を比較したようです。


その結果、全体では3年間で85人に子宮がんが見つかり、がん発見率は0・03%で
、これに対し、初回受診者の発見率は0・144%で、再受診者(0・016%)の9倍もがんが見つかったようです。


そして、がんの進行度が判明した37人の分析では、初回受診で見つかった24人中、再発の恐れがほとんどないステージ0の初期がんが13人、ステージ1が9人で、やや進んだステージ2以降のがんは2人だけ。
初回受診で発見されるのは完治する可能性の高い早期がんが大半で、子宮がん検診の意義は大きいと考えられます。


ここまでは、毎年子宮がん検診を行っている女性の方が、子宮癌になる確率が低いのは当たり前のことです。
問題なのは、子宮がん検診の受診率が18.9%(05年度)に過ぎないことです。
症状(出血など)のない状態で子宮がん検診を受けることで、たとえ子宮がんだったとしても、早期がんで完治する可能性が高くなります。


ファミールでは、初診で受診される全ての患者様に、できるだけ子宮がん検査(細胞診)を勧めています。


皆様も積極的に子宮がん検診を受けましょうね!


今日の一言
 「皆様も積極的に子宮がん検診を受けましょうね!」