アウトサイダー

先日ある雑誌を読んでいたところ、”アウトサイダーを大切にしよう”といっている記事がありました。

アウトサイダーとは、いわゆる主流から外れて、活動している方々をさし、いわゆるマイノリティーイ(少数派)といわれる方々です。
自らアウトサイダーの道を歩む方もいれば、意としないでやむをえずなった場合もあります。


たくさんの国家プロジェクトがある中で飛行機開発競争に勝利したライト兄弟は、その世界ではアウトサイダーでした。
そして、ホンダ創業者の本田宗一郎さんも創業時は自動車業界のアウトサイダーでした。


世の中でイノベーションを生み出した人にはアウトサイダーだった方が多いようです。
ずっと本流の真ん中にいて、素晴らしい成果を上げた人は少ないのではないだろうかと最近考えます。


研究開発の世界でも、学会の本流の人がイノベーションを生み出したり、歴史的な発見や発明を成し遂げた例は少ないように思います。
偉大な成果のほとんどはアウトサイダーが生み出してきたものだと言ってもいいくらいではないでしょうか?


私は、大学の医局の中での出世競争から離れ、南房総という温暖な地方で産婦人科有床診療所を開業しています。
今は、完全に医学の本流から外れて、理想の医療を目指している青年です。


私は、創造することを最大のテーマとする人が増えることで、世の中が良くなるのではないかと考えています。
世の中の若者には、”アウトサイダーになることを恐れないようにしよう。
アウトサイダーになることを恐れたら、その瞬間に創造の可能性は低くなるか、完全になくなってしまうだろう。
苦労の末、創造の成果を手にすることができれば、アウトサイダーの人が、いつのまにか本流の人になるだろう。
”と声を大にして言いたい。


でも、アウトサイダーでい続けることは、精神的に苦労も多く、不屈の精神が必要だなぁ〜。
などと考える今日この頃です。


今日の一言
 「苦労の末、創造の成果を手にすることができれば、アウトサイダーの人が、いつのまにか本流の人になるだろう。”と声を大にして言いたい」