なかなか伝わらない熱い思い

皆様は、”エビングハウス忘却曲線”をご存じでしょうか。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスさんが行った、人間がいったん記憶した言葉を、どれくらいで忘れてしまうかという実験結果です。


実験によると、1時間たつと既に56%、半分以上を忘れてしまうそうです。
優秀な人でも1つか2つ。
がんばっても3つの内容くらいが覚えていられる限界のうようです。そして、1日たつと74%忘れてしまうそうです。
たしかに、人間の記憶とはその程度のものなんでしょう。


ちなみに、私にいたっては、30秒前に自分で話したことを忘れてしまうこともあります。


つまり、あれやこれやといろんな話をしても、現場にはちっとも残っていかない、”さっき、院長はなんていってたっけ?”という状態なのです。


ですから、現場のスタッフに浸透させるとなると、まずは伝える内容を絞り込まなければなりません。


それでは、“ファミールとして最も大切にしていきたいこと”として何があげられるのでしょうか?


私は、
”創のできない出産、家族と一緒に分かち合う感動、癒やしやもてなしの心など、ファミールのうたい文句は数多くありますが、最大の売りは何といっても安全と安心。それが何より最優先である。”
当たり前のことですが、医療人たるもの最優先に大切にしている事です。


院長が、診療理念をわかりやすく話し、共有していくことが、全員のハッピーにつながると頭ではわかっていつつも、目の前にある出来事にぐちゅぐちゅ小言をいっている院長は、まだまだ若造なんでしょうね!


自分の思いと現実はなかなかうまく交わらないなぁ〜と思う今日この頃です。


今日の一言
「ファミールのうたい文句は数多くありますが、最大の売りは何といっても安全と安心。それが何より最優先である」

あ〜あ、我が師匠

famil-sugi2009-07-14

私は、館山にきてもう5年が経過しました。
館山の我が師匠と言えば、”白幡のおじちゃん”こと”小林直樹院長”にほかなりません。


なんで師匠かといえば、それは私にフルマラソンを教えてくれた方だからです。


そんな白幡のおじちゃんが、なんと先日サロマ湖100kmマラソン完走してしましました!


せっかくですから、先日館山で行われた、白幡のおじちゃん完走記念パーティーで行われたカラオケの写真をアップしちゃいます。


彼は慈恵医大の合唱部出身で、本当に歌声はすごいんです。当然彼はNHKのど自慢に応募しています。


もしかしたら、白幡のおじちゃんがのど自慢で、全国区になるかもしれません。


しかし、このお年で100km完走はありえないですよね!


私なんか、若潮ラソン完走がせいっぱいです。


今日の一言
「白幡のおじちゃんがのど自慢で、全国区になるかもしれません」

教育

ファミール産院を開院し、もうすぐ4年になろうとしています。


ファミールのコンセプトは、”ファミリーるんるんファミール産院”で、家族がるんるん気分になれるような産院を創ることです。
これは、ファミール産院を支持していただいている方々へのメッセージです。


理事長である私としては、何が大事かといえば、それは教育だとスタッフに常々言っています。
わが子にも教育が大事だと言っているものの、これは残念ながらあまり伝わっていないようです。


さて、話を教育に戻すと、当院には千葉大学医学生が時々遊びに来ます。
こんな田舎の館山に、ファミールを見てみたいと、わざわざ遊びに来てもらえると大変うれしい気分になります。
願わくば、彼らが産婦人科を選んでもらえればもっとうれしいんですが・・・。


そして、今年の夏からあびこ助産師学校の学生さんが、当院に産科研修に来ます。
患者様には多少ご迷惑をおかけするかもしれません。
とはいえ、こんな遠くまで研修に来てくれてありがとうといいたいところです。


せっかくいらした学生さんが、館山を好きになってもらえるような研修をさせてあげたいと思う今日この頃です。


学生といっても、看護師さんの資格を持った方々ですから安心してくださいね!


ご協力お願いいたします。


今日の一言
「こんな遠くまで研修に来てくれてありがとうといいたい」

家庭菜園

famil-sugi2009-07-07

家庭菜園といえば、3年ほど前に、我が家の庭の一角に畳1畳ほどの家庭菜園をやったことを思い出します。(日記の検索をしたらまさにこの時期でした)その時に、意外に多くの収穫があったことを思い出し、つい2ヶ月程前に、コメリでキュウリの苗を植えてみました。


結果はどうかといえば、写真の通りで今年も十分な収穫を得ました。


キュウリやトマトの栽培は、同じ所には毎年植えてはいけないことが有名です。ちょうど3年前というのが今年の豊作につながったのではないかと思います。
そして、この場所は私がせっせと落ち葉や肥料を撒いて、3年間熟成させた土壌なので、今後もかなりの収穫が期待できます。


これから連日きゅうりを食べると思うとゾッとしますが、完全無農薬であることを考えると、まあそれも良しとしましょう。


今日の一言
「これから連日きゅうりを食べると思うとゾッとします」

オージーパワー

W杯アジア最終予選のオーストラリア戦、大変残念でしたね!


闘莉王が頭で決めた先制点までは圧巻で、ひょっとしたらこのままいってしまうかと思いましたが、やはりここはオージーパワーにやられてしまいました。


オーストラリアといえば、結婚前に行ったケアンズを思い出します。


見るもの全てがビックサイズで、おまけに大味であったことをふと思い出しました。一応世界企業のマックの味は変わりませんでしたが、当然サイズはビックサイズ。
そして、隣で食べていたオージーのゲップの大きかったこと・・・。
およそ慎む、謙遜、わび、さびなどとはまったく関係ないおおらかなイメージでした。


オーストラリア人はこうも日本人とは違うのかと、若かりし時に感じたものです。


そのおおらかな国土で育ったオーストラリア代表と、謙遜を尊ぶ日本代表との試合で結局日本が負けてしまいました。それも日本の得意とするセットプレーで・・・。


これからどうする、岡田ジャパン


しかし、あの時のゲップはすごかったな。


今日の一言
「これからどうする、岡田ジャパン

目標とは?

私はよく、人間は2つの顔を持っているのではないかと思います。
そして、状況に応じて入れ替わります。


1つ目の顔は”成り行き人間”。


成り行き人間の生活パターンとは、朝起きて職場に行く。
そして夜遅くまで仕事をする。
帰宅し風呂に入り食事をして眠る。
翌朝また目を覚まして職場にに行く。
夜遅くまで仕事をする。
帰宅し風呂に入り食事をして…


そうです、成り行き人間とはそれなりに仕事をしてはいるが、その生活パターンには何かが欠けています。そう、「自分の人生や生き方に対して“目標がない”」のです。


これに対して、自分で納得のいく短期、長期の目標を設定したうえで、行動計画に落とし込み、それを追求し続けている人がいます。それが、第2の顔の”目標人間”だと私は考えています。


すなわち、”目標人間”は自分の生き方に対して意識的な付加価値づくりを試みています。私は「人生に成功する人とは目標人間である」と信じています。


とはいうものの、とかく目標を見失ってしまうのも人間のサガですよね!


私も心身ともに疲れてしまうと、”成り行き人間”になってしまいます。特に院長日記の更新がない時は”成り行き人間”の状態です。


ところが、患者様の感謝の声を聞くやいなや”目標人間”に早代わりし、そして、ファミールスタッフが”目標人間”になった瞬間に、私は”ハイパー目標人間”に生まれ変わります。


ここのところ、スタッフ達が”目標人間”になりつつあります。私は”ハイパー目標人間”にならないように気をつけています。なぜなら、”ハイパー目標人間”になってしまうと、まわりの方々が疲れてしまうからです。


ですから、今の私の目標は、常に”目標人間”でいつづけることです。


さあ、今度はどんな目標を立てましょうか?


とりあえず、日記の更新がんばります!


今日の一言
「私の目標は、常に”目標人間”でいつづけることです」

地方の少子化

現在、少子高齢化は先進国の悩みの種です。


この安房地域もご多分に漏れず少子化には頭を悩ませています。


私が館山にやってきたのは4年前のこの時期です。その時は、安房の年間出生数は約1000人でした。しかもその1000人はここ10年変わっていなかったので安心して館山に赴任したのです。


ところが・・・


先日の房日新聞によると、なんと昨年の安房の年間出生数は約920人です。


4年前に比べ、年間80人の子供が産まれないのです。どうりで、ここのところ小さな子供をジャスコ以外で見ないわけです。


そんな寂しい安房地域ですが、我がファミール産院は、クリニック上げて子育て支援をしたいと日々頭をひねっています。


皆様、どんな子育て支援がいいでしょうか?ご意見お待ちしています。


ちなみに、7月には子育てフリーマーケットをたかちゃんが企画しています。


今日の一言
「皆様、どんな子育て支援がいいでしょうか?ご意見お待ちしています」